増田仲夫 同窓会会長より文章をいただきました
本年4月に宇高同窓会長に選任されました増田でございます。母校同窓会のさらなる充実・発展のために微力乍ら力を尽くす所存でございますので、ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
東京支部の皆様におかれましては、昨今の新型コロナ感染症蔓延防止緊急事態宣言下にあって、日常生活のみならず、事業活動においても大変苦労されていることとお察し申し上げます。当方もこの異常事態への対応上、昨年に続き本年度も理事会はじめ総会、十年会、その他諸行事の中止もしくは延期已む無きに至りました。「質実剛健」の滝の原健児としては実に腑甲斐無く、軟弱なる対応と咎める方も多いことかと案じられ、会長としても心苦しい限りです。さりとて、すべてが中止ありきではなく、改めてよくよく検討を重ねてできる限りの感染リスク対策を講じ、諸行事の執行・運営方策の改善に僅なりとも寄与致したく存じますので、特段のご理解・ご容赦の程御願い申し上げます。
さて、東京支部の様にはこの紙面を借りて御礼を申し上げるべきことがございます。振り返れば平成13年からの本校首都圏進路研修に多大なお世話をいただいており、例年約15コース30余りの企業・団体・大学・研究機関などを仲介してくださったばかりか、若手OBからも新規の紹介先を開拓していただいておりますことに、心より感謝致しております。昨年度はコロナの影響で、研修旅行そのものが中止となり、首都圏研修も中止となりました。今年度もやはり、首都圏への生徒訪問は厳しい状況ですが、東京支部の皆様のご尽力でZOOM等を利用したオンライン研修が実現しそうです。在学2年生の「課題研究」でも課題解決のための情報収集の一環としてオンラインによるレクチャーの仲介をしていただきました。このような意義深い本校生研修へのご協力・ご尽力の有り様にはこれこそまさに新たな白亜館(滝の原会館)が東京に具現化しているかのごとく夢想されます。
ところで現実の白亜館につきましては宇高150周年に向けて「滝の原会館」修復募金活動が始まっております。脅威のコロナ禍拡大中のなか、おひとり募金額も2,3千円から1万、3万、5万、10万、50万とさらには100万、200万、300万そして直近400万円の寄付の御方も現れまして、金額にバラつきはみられますが、徐々に募金のテンポが上がっております。東京支部の皆様には改めて「滝の原会館修復募金」勧進のご挨拶を申し上げますとともに重ねてご支援ご協力の程御願い申し上げます。
コロナの「トンネル抜ければ、すぐそこに春が」創立150周年迎える「さみどりすがし滝の原」が待ってます。皆様のご健勝と益々のご活躍お祈り申し上げます。
増田仲夫(昭和36年卒)
PS:公益財団法人「滝の原財団」が設立認可され、税制上の優遇処置を受けられるようにもなりました。