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ニューイヤー駅伝という夢に向かって~競技人生の集大成として~

ご無沙汰しております。令和2年卒の平山大雅と申します。2年ほど前に1度投稿させていただきましたが、久しぶりの投稿、そして、初めての方もいらっしゃるかと思いますので軽く自己紹介から始めたいと思います。

令和2~6年 筑波大学体育専門学群 陸上競技部男子長距離パート 主将
令和6年~現在 コニカミノルタ陸上競技部

宇高からスポーツの道に進む人はごく稀で、もしかしたら私が初めてかもしれません1。実業団選手ってどんな生活をしてるんだ?というような疑問を抱かれる方もいらっしゃるかと思います。簡単に私の1日のスケジュールを紹介させていただきます。

5:30 起床
6:00 朝練習 (12km程度のジョギング)
7:30 朝食
8:30 業務 (超音波治療器の開発業務の一部を担当)
14:00 退勤
14:30 午後練習
18:30 夕食
22:30 就寝

大まかにはこのような形で競技と業務の両立がしやすい環境を整えてもらっています。この他にも年に8~10回ほど合宿を実施しています。こうした素晴らしい環境を整えてもらっている以上、私たち競技者は結果で恩返ししなければなりません。

筑波大学の4年間は箱根駅伝を目指してひたすら走り続けた日々でした。素晴らしい指導者・仲間に巡り会え、本気で夢を追うことができました。また皆様からの多大なるご支援・ご声援を賜りましたことをこの場にて感謝申し上げます。残念ながら箱根駅伝を走るという夢は叶いませんでしたが、夢に挑戦し続けた4年間はかけがえなのない財産となっています。

箱根駅伝予選会
関東インカレ

そして、現在はコニカミノルタ陸上競技部にて陸上競技を継続しています。箱根駅伝への出場は叶いませんでしたが、次は「ニューイヤー駅伝」でリベンジを果たしたいと思っています。そんな覚悟を持って入社しましたが、昨年は本当に苦しい1年間でした。トラック種目の自己ベストは何ひとつ更新できず、理想とかけ離れた走りが続き、試合に出ることが怖く感じることさえありました。それに加えて、「ニューイヤー駅伝39年連続出場」という歴史を途絶えさせてしまいました。

こうした失敗を糧に今年度は順調に練習が積め、試合でも自分らしい走りが戻ってきました。5000mでは3年間止まっていた自己ベストも更新することができました。やはり、如何なる時も努力し続けることの重要さを改めて実感しました。今後も自身の「日本選手権入賞」「ニューイヤー駅伝優勝メンバーになる」という目標に向かって努力し続けたいと思います。

しかしながら、競技者というものは選手生命に限りがあります。私も競技者としては終盤を迎えています。この世界は結果が全てであり、走れなければいつ肩を叩かれてもおかしくありません。しかし、この世界に入った以上夢に向かって突き進むしかありません。自分自身の可能性に期待し、最後の最後まで走り続けたいと思います。そして、ニューイヤー駅伝に出場し、走っている姿を皆様にお見せすることで、元気や勇気を与えられるような競技者になれればと思います。

毎年11/3には埼玉県熊谷市で東日本実業団駅伝が開催され、この予選会を勝ち抜くと1/1のニューイヤー駅伝に出場権を獲得することができます。現在は来る11/3に向けて最終調整に入っている段階です。現段階では走れるかどうかは分かりませんが、出走に向けて精一杯頑張りたいと思います。
(出走するかは前日まで分かりませんので、ホームページ等でご確認いただけますと幸いです。)

まとまりのない拙い文章となりましたが、最後までお読みいただき感謝申し上げます。今後も宇高生、宇高OBの活躍を祈念しております。

平山大雅(令和2年卒)

  1. 編集部注:小沢通宏先輩(昭和26年卒 メルボルンオリンピック出場・東洋工業/マツダ>サンフレッチェ広島創設) 長島大輔さん(平成6年卒 Honda鈴鹿硬式野球部>栃木県高校野球解説者)など活躍された方はいらっしゃいます ↩︎