<令和7年度 東京支部総会・懇親会>
東京支部総会・懇親会は、令和7年11月15日(土)午後5時よりKKRホテル東京にて、昨年度の参加人数を超える154名が集まり開催されました。宇都宮からは、増田仲夫 同窓会長、森田一義・鈴木定治 副会長、長裕之 校長先生などの来賓の方々もご参加くださいました。
令和年代卒業の若い同窓生も50名を超える大所帯での参加で、良い意味で驚きだったのと同時にとても印象的でした。

総会では、事業報告・会計/監査報告・首都圏研修/フィールドワークの支援状況、および各部会の活動状況についての報告等がありました。特筆すべきは、ご登壇された方々も含め会場の多くの皆様が、「(その後の楽しみの時間をしっかり確保するために)総会を早く終わらせたい」と団結されて動かれていたことと、そして担当事項に関するご説明にともない、ご発言される方のほど全てが何かしらクスッと笑える面白いことをおっしゃっていたことです。このあたりで、筆者はご参加された皆様のウィットに富んたご様子を勝手に感じておりました。
総会が終了した後には、すぐにミニ講演会が開催されました。征悦ながら筆者(小倉由資)からは、食料の安定供給や環境保全に大きく貢献しているミツバチを、ミツバチ特異的な寄生ダニであるVarroa destructorから保護する研究の話をさせていただきました。ミツバチという身近に存在する昆虫が地球上で担っている多大な役割とその恩恵について、若い同窓の後輩の方から大先輩まで真剣に聞いていただき、改めまして、心より感謝申し上げます。
筆者のミニ講演会の後には筆者の双子の兄であり、済生会宇都宮病院・栃木県救命救急センター所長の小倉崇以氏によるミニ講演へと移りました。2020年早々に日本に入ってきた新型コロナウイルスへの対応で、栃木県内で中心的な役割を担った崇以氏は、ECMOの専門家として全国を飛び回り、栃木県内に限らず多くの重症患者の命を救いました。しかしそこでの経験を通して、崇以氏は栃木県内のICU病床の不足、不十分な救急医療提供体制に気がついたと語りました。データを見てみると、我が母校の所在する宇都宮市のICU病床数は全国平均の半分しかない事実や、栃木県は関東で唯一、高度救命救急センターを設置できていない事実が明るみになり、大変驚きでした。今後は、不足するICU病床の増設や栃木県立総合病院の設置など、栃木県民による栃木県民のための強靭な医療提供体制の構築の必要性を熱く訴えられ、会場の全参加者はその必要性について深く理解されたようでした。

とてもじゃないですが、同じ双子とはいえ筆者(弟 小倉由資)は崇以氏のような熱量で講演できませんので、先に筆者が講演させていただいて本当に良かったと思いました。

小倉兄弟によるミニ講演二本立ての後は、皆様お待ちかねの懇親会が盛大に開催されました。増田同窓会長のご挨拶から始まり、続いて長校長より現在の宇高についてのお話がありました。そして、最年長の森和亮先輩(昭和26年卒)より乾杯のご発声が行われました。大変光栄なことに、ミニ講演会の機会をいただけた筆者のところに多くの若い同窓生や諸先輩方が来られ、筆者にとっては、これまでの人生の中で最も多く名刺交換をさせていただいた会となりました。講演の熱量の差が歴然だったことも相まってか、兄 崇以は筆者以上に多くの先輩後輩の皆様に囲まれていました。同窓の皆様のお力添えもいただき、故郷栃木の医療体制がより万全な形に再構築されることを、一卒業生として願うばかりです。また、ご挨拶に加えて食べて飲んでお話してと、懇親会は思った以上に忙しく、この大切な場のためにと総会から皆様が急がれていた理由がよくわかりました。高校の3年間では出会えなかった多くの同窓の皆さまとお近づきになれて、また若い令和卒の学生とも話せて、筆者にとってはとても貴重な懇親会でした。
懇親会の後半では、バリトン歌手の大貫史郎先輩と一緒に宇高校歌と応援歌を歌いました。筆者はとても久しぶりに校歌を歌いましたが、案外しっかり覚えているものだなと感じた一方、それ以上に高校生だった自分の若かりし頃が懐かしく感じられて気持ちが高ぶり、また宇高の力強さを改めて感じました。
最後に渡邊恭山副支部長から中締めのご挨拶があり、盛況のうちに懇親会は終了しました。
また、森和亮先輩から声をかけていただき、森先輩を同期で囲み、昭和平成の時代を彩ったレンズ付きフィルム(通称「写ルンです」)で写真を取らせていただいたのは良い思い出になりました。

会の終了後には、菅原忍支部長や黒﨑弘正副支部長が多くの若い令和卒の学生を誘い、会場近くのアジア料理店で開催された二次会に参加しました。そこでも大いに盛り上がり、令和世代の多くの元気な若者の声もたくさん聞けて、とても楽しく過ごせました。若い人にとっても、多少なりとも有意義な場であったら幸いです。

小倉由資(平成14年卒)