同窓会本部

「同窓会 ― その原点」

同窓会副会長 鈴木定浩(昭和58年卒)

副会長を拝命して二年目となりました。併せて、新設の「情報デジタル化推進広報委員会」をお預かりする事になりました。
菅谷 毅校長先生をお迎えし、気持ちを新たに職責に全力投球いたします。

まずはもって 6 月 25 日に行なわれました同窓会総会におきましては、同窓生の皆様にご協力を頂きご出席を賜り、無事に開催出来ました事に対し心より御礼申し上げます。コロナ禍において、本校同窓会関係、教職員、PTA、そして在校生の皆さんも何らかの影響を受けている事と存じます。心よりお見舞い申し上げます。
新型コロナの収束見通しが依然として見えません。この 3 年間いろいろな方と話をする機会がありました。すると、何とも表現し難い、割り切れなさを言葉の端々に感じました。それは感染に対する不安とは異質の問題という事でしょうか。まだ続いている、いつ終わるか分からない、そんな不安が「割り切れなさ」を募らせているようです。
通常の生活に戻す事を第一として経済や産業と言った対策が急がれるのは当然です。同時に地域や地方に根付いた形で、未来を担う子どもたちの「誇りや心の希望」を取り戻す、といった観点からの教育活動も同窓会として支援して行きたいところです。自然の摂理とともに季節は確実に進んでいます。二十四節気の「大暑」も過ぎ、暑さもピークを迎えようとしています。

「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」とあるように、本来ならば楽しい夏休みでもあるはずですがコロナ感染の不安は拭え切れません。文化や生活として人々の心を育んだ田園風景を 早く、明るく、旅が出来ることを期待したいと思います。

`PTA会長時のマラソン大会にて

さて、現在、滝の原会館修復募金のご支援のお願いをしているところです。本校教育の原点と歴史とを伝える資料を次代に残したいと考え、増田会長も東奔西走されています。この姿こそ、試行錯誤を繰り返す同窓会活動の原点であると私は信じます。そしてそれは同時に宇高(滝の原)の同窓会活動の源泉となる精神であり原点でもあるはずです。
「同窓会 ― その原点」。この原点とは停止している過去の一点を指すのではなく、そうした努力そのものを指しているのです。そして私たちに対して、「今日までに守り育てて来た全ての事を、先輩方からのバトンを 大切にしよう」と呼びかけていると考えます。手を組んで共に充実した活動を行なって参りましょう。
皆様のご支援ご協力を宜しくお願い致します。